M(ジュディー・デンチ)は、007シリーズに登場する架空の人物。英国諜報部MI6のボスで、ボンドの上司。
人物[]
ピアース・ブロスナン時代[]
冷戦後のシリーズ転換期とも言える作品「007 ゴールデンアイ」で、前任のMが退任してMI6に送り込まれてきた、という設定。もとは統計を重視するエリート官僚で、着任当初は局員(主にビル・ターナー)から「数字の魔女」と呼ばれたりしていた。また、ボンドのことを「女性蔑視の太古の恐竜」と言い放ったり、「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」では悪役に誘拐されたり、過去のMとはまた違った人物となっている。また、本名は”バーバラ・モーズリー”とされている。
ダニエル・クレイグ時代[]
同じ俳優だが、「007 カジノ・ロワイヤル」はシリーズのさらなる転換期だからか、また違う人物のMとして登場。本名は”オリビア・メイスフィールド”(「007 スカイフォール」で遺留品の箱に不鮮明ながら確認できる)。「007 スカイフォール」では、ストーリー上の主要人物となり、最後には殉職してしまう(シリーズ中唯一の殉職したM)。
Mの私生活[]
クレイグ=ボンドの最初から3作品すべてにMのアパートメントが登場する。 さらに、そのうちの2作品に夫とみられる人物がわずかに登場する(「007 スカイフォール」ではMの夫は亡くなったというセリフがある)。